コラム

hummingbird No.17 「公共費」のこと

新米の季節になりました。
土鍋で炊き立ての新米は格別です。子供たちが一口食べて発する「美味しい!」の声がワントーン上がります。お恵みだなあ~と、しみじみ豊かさに感謝があふれるひとときです。納豆ご飯も、梅干しご飯も、それだけで特別なごちそうになってしまう。
そして今は『秋茶』を愉しむ時間を大切にしています。我が家でいただいている秋茶は『秋摘み茶』ではなく、春の新茶を低温貯蔵し熟成して秋に仕上げたものです。疲れた時こそ日本茶、じんわり沁みます。

さて、こちらのコラムのNO.13『GOMIひろい』で触れた『スポGOMI WORLD CUP2023』。先日、日本代表を決定する日本STAGEが行われ、新潟県代表のチームが「ごみ総量37.58㎏/4381.9ポイント」で決定したそうです。(詳細記事はこちら
当日は雨だったそうですが、日本代表となったチームの皆さんは普段、新潟の海岸と川で、どんな天気の日でもゴミ拾い活動を続けてきたので、雨だったら勝てるかなと思っていたとのこと。ぬかるみでのゴミ拾い、想像するだけでも結構大変なのがわかります。日々の努力が優勝につながった、まさにスポーツですね。いよいよ11月がWORLD CUPです!

実は私も10月はゴミ拾いを日課にしてきました。
今回は継続していくことが目標で、『無理はしない』を大切に、順調に続いています。
朝、家族を送り出したらすぐに軍手・トング・ごみを入れる袋を持って、基本は町内一周。時間に余裕のある日はさらに足を延ばして。早い時は5分、長い時は30分。雨の日はしていません。
住宅街なのでわりと綺麗なのですが2,3日出来ないと、落ちているんですねぇ。特に多いのは煙草の吸殻です。それからお菓子などの袋、プラスチックの破片などです。地球はゴミ箱ではない、大切に感謝したいので、私にできることのひとつとして細くとも長くゴミ拾いを続けていきたいと思っています。

私にできることとして今回はもう一つ、『お金』について。
私は産後に参加した家計簿講習会というもので『公共費』という存在を知りました。公共料金とは違います、なんだと思いますか? 教えていただいたこの『公共費』の内訳とは《献金、共同募金、寄付など》、『収入の1%を他人のため社会のために』ということでした。当時の私の心にはそのようなゆとりがなく、欲まみれだったので、ただただ驚いてしまったのですが、今ではその考え方が私にとって大切にしたいものとなりました。
寒くなってきた頃に入るあたたかなお風呂、頑張った時にご褒美と言って食べる美味しいもの、乾杯のお酒…「幸せ~」と顔が緩んで福福と満ちる時、その向こう側では戦や飢えに苦しみ涙する人々、学びたいけれど学校へ行けず働かなければならない子供たち…。この同じ地球上に生きる命の尊さはどれも同じはずなのに、不条理な現実は果てしなく続く。

傍へ行って助けることもできない自分を無力だと嘆いているのはなんだか違う、けれど無関心であることはもっと違い、決して無関係ではない。そんな時、一つの手段として『寄付』というものがありました。団体は混乱してしまうほど沢山あるので、活動実態などよく調べ自分が信用できるところへ託す、定期的に支援を続けるものや、ここ数年ですっかり定着したクラファン(クラウドファウンディング)での応援など様々ですが、その時自分の心に響いたものをしています。
このとき、『公共費』としての予算を取ってあると、心にゆとりをもって気持ちよく行動することができると感じています。
これもまた、結果的にSDGsへの取り組みにつながっていることに気づき、継続していきたいことのひとつです。