施工事例

2024年3月-皆野スポーツ公園野球場防球ネット更新工事

寄居町から秩父方面へは国道140号、皆野寄居有料道路、そして県道82号線(長瀞玉淀自然公園線)の3本の道路があります。現場の皆野スポーツ公園はその中の県道82号線に面しています。野球場は両翼91.5m、センター116m。周りにジョギングコースがあります。本工事では打球が道路まで飛び出すこともあるとして、レフト方向ファウルゾーン側の一部に防球ネットを設置することになりました。
2003年に竣工されて本格的な野球場として人気も高く、直後から施設を管理してきた係の方は町内外どころか県外からも利用申し込みが殺到していた当時を懐かしくお話しされていました。一方で近年は野球やソフトボールのチーム数の減少影響もあって、利用が少なくなる傾向があると残念そうでもありました。
球場に隣接してテニスコート、他にソフトボール、サッカー、グランドゴルフ等の多目的広場。そして、自然の水が流れる「せせらぎ」や休憩舎なども整っています。

本工事は「皆野スポーツ公園野球場防球ネット更新工事」として発注されました。
レフト側ファウルポールの内側にあった既設防球ネット1スパンを撤去し、ファウルエリア側の既設支柱から40m延長します。地上高10mの支柱は、2本をつなぐ構造になっています。フェンスの裏側に支柱を設置する際には埋設物の処理に予想外の手間がかかった現場でもあり、また、高所での作業では強風対策も欠かせないものでした。
既設分撤去の後は、基礎工事として掘削から基礎ブロックの据付け、支柱建込みから上部の補強材及びワイヤーロープ張り、そしてネットを固定する作業と進みます。その中、これまで取材した現場では気づきませんでしたが、ネットは40mもの長さを1枚ものとして工場製作されていました。ネットをかけ始めてからカーテンを引くような流れで作業が進むと、ようやく利用する選手たちの様子がイメージとして湧いてきます。


工事名:皆野スポーツ公園野球場防球ネット更新工事
場所:秩父郡皆野町下田野区