施工事例

2023年9月-道路環境整備工事(大野原工区)

本工事は昨年度施工した現場の続きの工区になります。
細部はすべて現場に合わせて行われますが、施工手順は基本的に同じ流れになります。前回の工程を見直すことで、施工手順はより無駄が省かれ、出来栄えもさらに確かなものとなります。
施工中に住民からうかがったのは「小学生の通学に利用し、買い物等で利用する歩行者、自転車も少なくない。カバーがとれてしまった雨水が流れ込む穴(長円)に乳母車の車輪がはさまったり、自転車で通るときに怖かったりした。新しくグレーチングで雨水もしっかりと流れ込み、穴が見えなくなったので安心して歩ける」ということでした。
利用者の安全安心環境にお手伝いできました。

【困り門】
工区内に一棟、左右袖壁の市指定有形文化財「困り門(こまりもん)」があります。徳川時代より明治村政施行まで代々大野原村の名主を務めた高橋家所有のものです。門は総桧造りで左右の石垣は矩形の古石材で積まれ、内側の鳳凰と山茶花の彫り物は左甚五郎の作といわれています。徳川二代目将軍秀忠公の時代、当地に勅使がきたときに造られました。京都の公家門と同じ「ひわだ・桧の皮ぶき」です。
この門が開くと近所に異変がおこるといわれ、そのために「困り門」と呼ばれるようになったと伝聞されています。現在は堅く閉ざされたままになっています。
(地元発行「原谷地区知る区ロード」より)


工事名:道路環境整備工事(大野原工区)
工事場所:一般国道140号/秩父市大野原