施工事例

2021年12月-道路安全施設工事(秩父公園橋照明更新工その4)

秩父鉄道秩父駅入口交差点から秩父ミューズパーク北口交差点間を「一般県道秩父停車場秩父公園線」が延びる途中の荒川に架けられたのが秩父公園橋(以下、公園橋)です。橋梁中央部の主塔は橋上85mの高さで、右岸、左岸にケーブルを延ばした形状から「秩父ハープ橋」とも呼ばれています。
付近の河原では秩父神社の夏祭である「川瀬祭」の「神輿洗いの神事」が行われ、かつては旧大宮郷(現在の秩父市街中心地)から上州や越後方面へと至る交通の要衝であったと伝えられていますが、そのころは「武之鼻橋」という交互通行の橋が架かるだけでした。公園橋架設後の交通の利便性は一気に好転し、今では特に観光面で大きな役割を果たしています。

本工事は既設の白色ナトリウム灯投光器を撤去し、新たにフルカラーLED投光器を設置するものでした。これまでの単色からフルカラーになることで、主塔を様々な色で照らし出すことが可能になりました。
左岸側から配線管を設置し、主塔両脇の旧投光装置撤去後に新たに投光装置を設置する工程は、片側の車線を規制して管理される中で計画通りに進捗しました。
これまで行われた単色でのライトアップは年間に十数回でしたが、今後は季節折々の祭りや行事、また近年話題となっている「秩父雲海」の時季にも、それぞれに合わせた色の演出でライトアップされる計画です。ランドマークとして当地の認知度向上の期待が高まっています。


工事名:道路安全施設工事(秩父公園橋照明更新工その4)
工事場所:秩父市中村町地内外
工事期間:2021年7月-2021年12月