コラム

hummingbird No.10 平等

春分を迎えいよいよ新たな始まりを感じています。
3年前のこの時期に、それまでよりだいぶ縮小された形の卒業式を体験した多くの子どもたちも、やっとマスクを外して歌を歌え、後輩たちにも見送られ、喜びと笑顔に満ち溢れている姿が見られ長かった「制限されてきたこと」から少しずつ解放されていきますね。
WBCでは世界の舞台で大活躍する若者たちの堂々たる勇姿に大きな希望をいただきました。(尊敬の念があふれています)

さて今回はSDGs17の目標からこちらの3つに共通する「平等」について。
不平等は、あらゆる面に存在しています。人種、障害、性別、年齢、民族・・・・様々にカテゴライズされ、偏見や差別が生まれてきましたが、もとは皆、平等に命を与えられた生き物です。個性というものがあるから楽しいはずが、ずいぶん長く「出る杭は打たれる」ような構造の中で「右向け右!」を強いられてきたところが大きく、本当の意味での「人権」について深く考える機会すら少なかったように感じます。

先日、好きな俳優さんが出演している映画が公開されたのですが、内容は男性同士のラブストーリーで、実在した方の自伝的小説が映画化されたものです。
好きな俳優さんの作品でもあるし、LGBTQについてまだまだどこかで偏見を持っているかもしれないという自分の中の線を無くしたい気持ちもあり観に行きたいと思いました。
偏見というものは世界を狭めます。受け入れることが難しかったとしても拒むのではなく、受け止めることが出来たら一気にやさしさが広がると思うのですが、どうでしょう。
LGBTQという、またしてもカテゴライズしてしまう言葉がある時点で差別化しているわけで、誰しもが自分の中に男性性・女性性を持ち合わせていて、人それぞれどちらかが強かったり弱かったりオリジナルであり、むしろ皆が同じだったらつまらない世界だなと思うのです。

そもそも聖書や神話の世界ではアダムとイブや、イザナギとイザナミからはじまるのですからややこしくもなりますが、陰陽のバランスを表す中庸も、ど真ん中だけではなく人によって70:30だったりそれぞれですね。

コロナの自粛期間からぐんぐん世界が変わったと感じていて、中でも「自由」については、一見「自粛」という制限されたもののようでありながら働き方の変容に始まり多くの人がそれまでの型から抜け出した様に感じました。同時に「人権」を主張するデモも様々目にしました。
BLACK LIVES MATTERでは、黒人男性が暴行を受けている映像がSNSで瞬く間に拡散され、それを皮切りにメディアで操作不能の世界が始まり、人々は真実をその目で確かめることで自分の意志でその個人の権利を様々なツールで主張するということが次々連なっていった印象でした。

社会が大きく変化して、ピラミッド型が当たり前のようだった世界にも横並びで尊重しあいながら進んでいるコミュニティもどんどん増えていますね。
何が正解というのはないけれど、今回取り上げた3つの目標について自分には何ができるだろう?と考えてみることから始まり、まずは身近なところからでも日々受容の心を育てたいです。そのことを良い悪いなどジャッジするのではなくただありのままをみる「マインドフルネス」も大切にしていきたいです。