今年もまた新米の季節がやってきました。「令和のコメ騒動」、価格の高騰には目が飛び出る思いですが、やっぱりお米はおいしいなぁと、また実りの秋に感謝もひとしおです。
11月23日は『勤労感謝の日』として知られていますが、その起源は古代から続く『新嘗祭』にあります。「新」は新しい穀物、「嘗」は味わう・奉るという意味で、新穀を神に奉り、自らも口にすることで感謝を表す、という行事です。古代から続く国家的な祭祀で、現在でも皇居や全国の神社で執り行われています。
戦後、GHQの占領政策により宗教色を排除する目的で、1948年に「勤労感謝の日」として再編されました。新嘗祭の精神を受け継ぎつつ、「勤労を尊び、生産を祝い、国民が互いに感謝し合う日」として定義されています。
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5年生の息子がこの秋、小学校で初めての宿泊行事「移動教室」があり、もうずいぶん早くから楽しみで準備をしています。あと一週間というところで、行程の一部に変更があるというお知らせが入りました。ナイトウォークと登山が中止となりました。そうです、熊です。現地周辺において熊の出没情報が報告されているということからでした。
本来であれば、この宿泊行事自体の中止も検討されたのかもしれませんが、楽しみにしている子供たちの気持ちを大切にしてプログラムの変更という選択をしてくださっているのではないかと感謝の想いです。そして、このところ立て続けに長女の通う高校と、長男の小学校で感染症による学級閉鎖、学年閉鎖も増えてきました。この状況はどこか数年前のステイホームの記憶が重なります。
当時6年生だった長女は楽しみだった修学旅行はじめ、様々な学校行事が体験できずに、縮小された卒業式の中、小学校生活を終えました。
当たり前だと思っていたことがそうではなくなる体験。その中で如何に最大限その時間を楽しめるか、工夫することで如何様にもなることを学びましたよね。
それにしても、熊問題は深刻ですが、どうか「危険→駆除」という人間主体の対応ではなく、「森の再生装置」と形容される、熊が与える生態系への重要な役割を理解し、人間とその他の生き物たちが互いにバランスよく共存できることを心から願っています。
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さて、こちらの“コラム”という長いひとりごとを書かせていただき3年になりました。
身近な話題をSDGsに絡めてつぶやいているので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが。
私が日々の暮らしの中で意識していることが、「面倒くさい」とか「自分とは全く関係ない世界のこと」と思われている方も多いだろうな、と片隅で感じてはおります。
確かに「地球環境を考えて」の行動が昔は自然だったことも、現代では難しくなってしまう場合も多いと思っています。だからこそマイノリティになってしまうのも自覚しております。
そして声を大にして訴えることで誰かを傷つけたり傷つけあったりすることが起こってしまうことも知っているので、敢えて「つぶやき」とさせていただき、黙って読んでくださる方にはただただ感謝の想いでおります。
しかし問題は、家庭の中でも起こるのです。最近、元々自己主張をしっかり(激しく)するタイプの長男が、俗にいう「お年頃」に突入した様で、主張と主張がぶつかり合うことが多々あります。
その中の一つに「洗剤問題」があります。私は家庭から出る生活排水に長年気をつけてきました。食器用洗剤は使いません、洗うのは以前ご紹介した琵琶湖を守るためにうまれた洗剤不要の「びわこふきん」で、油が気になるときは洗う前に野菜かすなどでふき取ります。それが「手間」と感じるかどうかは人それぞれですが、我が家では家族が私の想いに寄り添ってくれたので成り立ってきました。
同様に、洗濯洗剤も成分に気をつけているわけですが、無臭ですし、柔軟効果も高くはありません。それでも長年文句を言う人はいなかったので成り立ってきました。タオルもむしろ吸水力が高いと感じています。
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