施工事例

2024年10月-薄層カラー舗装工事

現場は県道37号線(皆野荒川両神線=起点皆野町、終点秩父市荒川=ともに国道140号に接続)と県道279号線(両神小鹿野線)が交差する小鹿野町両神薄地内です。現場から先の両神小森地区には岩石採取場があり、大型ダンプトラックの通行が頻繁な交差点です。また、カープの地点のY字路は車両運転のしにくさもあります。

両神地区は自然豊かなところです。279号線沿いの「両神山麓花の郷ダリア園」には夏の終わりころから冬を迎えるころまで多くの来場者があり、また2月下旬からは両神堂上の「節分草園」のセツブンソウが多くの野草ファンを楽しませてくれます。そして、その奥にそびえるのが日本百名山の両神山。両神山(りょうかみさん)とも八日見山(ようかみさん)とも呼ばれますが、伊弉諾尊(イザナギノミコト)と伊弉冊尊(イザナミノミコト)を祀っているからという説、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征のおりこの山を八日間見ながら通過していったとの説。古くから地元住民に大切にされてきた信仰の山です。

薄層カラー舗装工は「すべり止め舗装」とも呼ばれ、文字通り車両等の走行中のスリップ対策等の目的で施工されます。特徴としては、すべり抵抗性が高まり走行安全性が向上すること、通行帯のカラー化で視認性を高めて安全運転へと意識誘導すること、走行中の車両に振動効果を与えて速度超過や居眠り運転の防止を働きかけること等があります。
本工事現場は坂道であること、カーブ地点であること、運転操作において特に減速や注意を払うことが求められる箇所にあたります。施工箇所はカーブ手前とカーブの交差点ので、清掃→作図→マスキング、そして、樹脂バインダ塗布→硬質骨材散布→トップコート塗布という作業工程です。
交通量が多い環境において規制開始から解放までを短時間で効率よく作業を行うための準備と作業、施工後の確実な効果が求められる工事です。


工事名:道路応急修繕工事
場所:秩父郡小鹿野町両神薄地内