施工事例

2023年12月 防護柵設置工事(5奥-1)及び道路災害防除工事(5奥の1)

奥多摩周遊道路は奥多摩町と檜原村間の19.7kmの都道で、昭和48年4月に有料道路として開通し、平成2年に無料化されました。起点の奥多摩町川野の国道139号との交点から奥多摩湖右岸側を走り檜原村の九頭竜橋に至ります。
その奥多摩湖の正式名称は「小河内貯水池」。東京都水道局が保有、管理する小河内ダムのダム湖です。左岸の国道411号(青梅街道)から三頭橋、右岸の国道139号の奥多摩周遊道路へと進めば季節折々の美しさが広がります。
この道路は道路幅員も広く、継続的に維持管理の手が入っており、ツーリングやドライブで車両やバイクが多くあります。また、その名のとおり坂や峠を走るヒルクライムレースも行われることからロードバイクが走る光景も見受けられます。

東京都では奥多摩周遊道路において滑り止め舗装やガードケーブルをはじめとした交通安全対策を施しており、本工事は既設ガードケーブルの3条(3段張り=C種タイプ)から4条(4段張り=B種タイプ)へと建て替える「防護柵設置工事」と、道路下の法面にある既設グラウンドアンカーに追加設置する「道路災害防除工事」が合わされて発注されました。
新たに設置されたガードケーブル(B種)では、衝突角度20度、衝突速度60㎞/hの条件で、「衝突後の車両誘導性能」について ①防護柵衝突後に横転などを生じない ②衝突後の離脱速度は衝突速度の6割以上 ③離脱角度は衝突角度の6割以下ともされています。万一の衝突時に車両が受けるダメージについての考え方が表されています。(国交省防護柵の設置基準より)


工事名:防護柵設置工事(5奥-1)及び道路災害防除工事(5奥の1)
工事場所:一般都道川野上川乗線(第206号)奥多摩周遊道路
     東京都西多摩郡奥多摩町川野地内