施工事例

2023年12月 - 社資(街路)工事(転落防止柵設置工)

本工事は工事区間854mに転落防止柵846mを設置する工事で、コンクリート削孔+建込、コンクリート構造物建込、側壁バンド式建込、となっています。
転落防止柵は「防護柵の設置基準」(平成16年3月に国土交通省より通達)で路面から柵面の上端までの標準の高さを1.1m、ボルトや部材の継ぎ目などによって歩行者に危害を及ぼすことがない形状、容易にすり抜けられない桟間隔、などが定められています。設計ではコンクリート構造物に支柱を建て込むタイプでは根入れ(路面から下)の長さが200mm、側壁バンドでは450mmです。
採用された転落防止柵(JT3型)は支柱建て込み後にパネルをブラケットに乗せて仕上がり具合を微調整しながらボルトナットで締め付ける手順で、効率良く作業を進められる構造になっています。長い製品の歴史の中で材質、構造等の改良は多く見られ、施工性向上の一助にもなっています。

比企郡小川町は、国道254号、県道熊谷小川秩父線、そして飯能寄居線が東西南北から交わり、古くから交通の要衝として県内の重要な位置にあります。本工事は市街地の外郭を東松山市方面(東側)から都幾川・飯能方面(南側)を回り、東秩父から秩父市方面(西側)に至る環状道路整備工事として発注されました。
近年では自動車メーカー工場操業開始でニュースになりましたが、1300年の歴史といわれる手漉き和紙「細川紙」が平成26年にユネスコ無形文化遺産に登録されて話題となりました。また、小川絹や3軒の造り酒屋、鬼瓦などの地場産業を中心に栄えた伝統工芸の町で、平成8年には京都とゆかりの「武蔵の小京都 小川」として全国京都会議に入会しています(一部小川町HPより)。
街中を歩いて良し、和紙体験学習センターを訪れて体験するも良し。一度は訪ねたい小川町です。


工事名  : 社資(街路)工事(転落防止柵設置工)
工事場所 : 都市計画道路環状1号線  比企郡小川町青山地内外